第156回芥川賞に山下澄人さんの「しんせかい」が選ばれました!
めちゃめちゃ渋い山下澄人さんに大注目です。
「しんせかい」の気になるあらすじもチェックしましょう。
そして、「しんせかい」を朗読する山下澄人さんの動画がまたかっこいいのでご紹介します。
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山下澄人さんのしんせかい
第156回芥川賞に、山下澄人(やましたすみと)さんの「しんせかい」(新潮社)が選ばれました。
おめでとうごさいます!
あれから二十二年。ぼくは芥川賞というかつてのぼくでも知っていた賞の四度目の候補となり明日発表される。二十二年前にはぼくが小説をやるなんて夢にも思わなかった。まだ五十だけど長生きはするものだ。おもしろいかどうかはともかく残念でしたとなろうとこの展開は読めなかった
— YAMASHITA SUMITO (@FICTION96) 2017年1月18日
これまでも3度候補に上がってはいたのですが、残念ながら受賞には繋がりませんでした。
「ギッちょん」「砂漠ダンス」「コルバトントり」がこれまでに候補に上がった作品です。
最初に芥川賞にノミネートされたのが2012年上期の「ギッちょん」
同じ2012年に「緑のさる」で第34回野間文芸新人賞を受賞しています。
「ちょっと、ホッとした。これまで候補にしてもらって連絡待つのはなかなか大変で。もらえたら、みんなが喜んでくれる。ホッとしたのが一番で、この後、どうなっていくのかは、ちょっとわからないですね」(スポーツ報知)
静かに、でも深く喜びを感じているような様子でコメントした山下澄人さん。
これで、山下澄人さんも念願の芥川賞作家の仲間入りですね!
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「しんせかい」のあらすじ
山下澄人さんの私小説とも言われている「しんせかい」
なぜなら、山下澄人さんが倉本聰さんの富良野塾第二期生で、ご自身も劇団主催者だからです。
19歳の山下スミトは演劇塾で学ぶため、船に乗って北を目指す。辿り着いたその先は【谷】と呼ばれ、俳優や脚本家を目指す若者たちが自給自足の共同生活を営んでいた。苛酷な肉体労働、【先生】との軋轢、そして地元の女性と同期との間で揺れ動く思い。気鋭作家が自らの原点と初めて向き合い、記憶の痛みに貫かれながら綴った渾身作!(新潮社HPより)
主人公の名前が「山下スミト」って!
北で演劇塾を目指すって!
といった部分で、私小説ですよね?と言われているのですが、山下澄人さんご本人は、肯定も否定もしないようです。
書いてみてはじめてこの【わたし】はそんなことを考えていたのかとわかる。少しあわてる
— YAMASHITA SUMITO (@FICTION96) 2017年1月16日
山下スミトが、北の「谷」で、演劇塾に在籍し、授業と修行と恋に悩んで成長していく姿を描いています。
山下澄人さんかかつて感じた、想いが詰まった作品となっているようです。
山下澄人さんの朗読動画がかっこいい
山下澄人さんの関西訛りのイントネーションと、少しかすれた声が渋くてかっこいいです。
演劇塾での理不尽とも言える厳しい状況をリアルに描いていますね。
演技を学ばれているだけあって(主催者ですし)惹き込まれる話し方ですね。
まとめ
山下澄人さんの「しんせかい」が芥川賞を受賞しました
「しんせかい」は山下澄人さんの私小説と言われている
話し方と声がかっこいいので、ぜひ動画を見てください!
山下澄人さんは、とても魅力的な渋い男性ですね〜
これからテレビ出演などが増えるのでしょうか?
この作品は、映画化して欲しいですね。
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